厳選した銘木
【縮杢】
縮杢とは、遺伝的要因や生育環境の違いによってのみ生まれる、自然の奇跡です。木の繊維が周期的に揺らぐことで、杢目が光輝くように見えるのが特徴。希少価値が高いとされるのは、発生率が低く、同じ木でも部分的にしか現れず、人工的に作ることができないから。自然界では成長異常とされますが、人間界では「個性」「奇跡」として最高級と捉えられています。
【神代木】
神代木とは、何百年〜何千年も前に倒れた木が、土中や水中に長期間埋もれ、腐らずに保存された「半化石状の木材」。酸素の少ない環境で保存されることで腐らず、地中の鉄分やミネラルが浸透し独特な色合いに変化します。発見される量は極端に少なく、「時間」という物語を持ち、二度と同じものは生まれません。自然が熟成させた存在で、人の手を超えた時間の産物として特別視されています。
【波杢】
波杢とは、木目が水面のように緩やかに波打つ杢です。基本原理は縮杢と同じで、木の繊維が直線ではなく、波状に成長することで生まれます。違いは縮杢よりもうねりの間隔が大きく、大きな流れとして現れるのが特徴です。稀に現れる波杢は希少価値が高く、まるで水面を木に閉じ込めたような美しさです。
【玉杢】
玉杢とは、木目の中に丸い玉状の模様が現れる杢です。英語ではバーズアイ(鳥も目)と呼ばれています。成長過程で、繊維が小さくうねったり、局所的に成長方向が変化することで生まれる自然の神秘です。外からは玉杢の有無は判断できず、伐採して初めてわかります。だからこそ価値があり、古くから高価なものとして扱われています。木の中に星を散りばめたような美しい杢目です。